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ガタラの豚 ⅠⅡⅢ 中島らも 集英社文庫
オススメです。面白い。上中下の3巻。しかも分厚い……。でも、あっと言う間に読んでしまいました。 3巻目の終盤に来ると、次が読みたいけど読み進めると読了してしまう……。いったいどうすればいいのか……と言 ...
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ぼくのメジャースプーン 辻村深月 講談社文庫
2015/5/30 ぼくのメジャースプーン, 講談社文庫, 辻村深月
変わっていたけど、面白かった。 これが率直な感想でしょうか。 そして、 まるでチェスや将棋のような小説だなぁ、とも思いました。 辻村深月さんの作品は、実は初めて読んだのです。 ナイーブな、といっていい ...
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イニシエーション・ラブ 乾くるみ 文春文庫 (本記事の本文の最後で、本書が購入できますよ)
2015/5/17 イニシエーション・ラブ, 乾くるみ, 松田翔太
イニシエーション・ラブは、随分前に読みました。 今、映画で話題なので、その時の感想を……。 とりあえず読んだ時の感想は……ああ、懐かしいなあ、そうだったそうだった、そんな恋愛とかしてたよね……という感 ...
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太陽は動かない 吉田修一 幻冬舎文庫
しがないサラリーマンをやっていると、こんな世界に憧れる。。 日本はもちろん、中国や東南アジア、そして米国を舞台にして繰り広げられる次世代エネルギーを巡る攻防。 ページ数はそこそこ多いのだけど、一気に読 ...
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ラットマン 道尾秀介 光文社文庫
ラットマン。 そういうことだったのか。 唸るしか無い。 道尾秀介の小説は、何と言ったらいいのだろうか。う~ん、 下手なことを書くとネタバレになるし、書かなきゃ魅力を伝えられないし。
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ダンス・ウィズ・ドラゴン 村山由佳 幻冬舎文庫
2015/4/13 ダンス・ウィズ・ドラゴン, 幻冬舎文庫, 村山由佳
数年前まで井の頭公園の近くに住んでいた。 私にとってのその数年間は、黄金の時であり、また、大きな失望を抱えながらの時でもあった。 毎日のように井の頭公園を通って通勤をしていた。 朝は黒門と呼ばれる黒い ...
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楽園のカンヴァス 原田マハ 新潮文庫 山本周五郎賞 受賞
情熱と、エロスと、冷徹と、絶望と、歓喜に満ち溢れた7日間。何と贅沢な小説。 7日間とは、アンリ・ルソーをめぐる戦いの7日間なのですが……。 その7日間に、官能と理性と知性の全てが凝縮されている 「楽園 ...
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マイナス・ゼロ 広瀬正 集英社文庫
切なくなりますよ。それは最初に言っておきましょう。 タイムトラベルものは、どうしても、切なくなる。これはしかたないのですが、本作「マイナス・ゼロ」も、やはり切なくなるのです。 石田衣良が「僕が日本で一 ...
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キネマの神様 原田マハ 文春文庫
ベタです。ベタ。 原田マハさんの小説、既に何冊か読ませて頂いていますが、その中でも、ベタな方だと思います。 ところが……、このベタさにやられてしまうんですよね……。 私は、「キネマの神様」のクライマッ ...
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ホテルジューシー 坂木司 角川文庫
沖縄は那覇、国際通りをちょっと入ったところに、ひっそりというか、え、これがホテル?というか、とにかく、そんなところにホテルジューシーはあるのです。そして、少しおせっかいで正義感の強い女子大生・柿生浩美 ...