「嘘だろ?」
と気づいたら言葉を発していました。電車の中で、そこそこ大きな声で。
間違いなく何人かは振り向いて私を見ていました。
メディウムを読み始めて数日、クライマックスに突入した瞬間、私はちょっと信じられない思いに駆られたのです。
このミステリーがすごい!2019年ナンバーワン?ほんと? 最初は疑問に感じました
メディウムは、2019年の「このミステリーがすごい!」の国内作品で堂々の1位。間違いのない作品。で、あるはずなのですが、とてもキュートな霊媒師が登場し、ミステリー作家とタッグを組んで殺人事件を解決する様は、いやいや、これ、よくある話でしょ。オムニバス的に展開される幾つかの事件も、う~ん、面白いけど、このミスNo.1か?と問われれば、そこまでではないし。
何だかモヤモヤしつつ読み進めていったのです。いや、面白いんです、間違いなく。ただ、このミスナンバー1なの?という疑問がついて回っていたのですが。
間違いない。このミスナンバー1でしょう、これは
ミステリーなので、ネタバレはNG。だからあまり書けないのですが、2020年の年始、3日だったと思うのですが、ちょっと用があり、メディウムを読みながら電車移動をしていたのですが、冒頭にも書きましたように、思わず「嘘だろ?」と言葉を発していたのです。
この場合「やられた!」とほぼ同義語なのですが、いや、違うな。
まず「嘘だろ?」と少しパニックになり、その後、十数秒何も考えられない状況が続き、そして「やられた!」と感じたのだと思います。
やられました。
このミスナンバー1の看板は嘘だろ?と思えるほど、嘘じゃないです。
この素晴らしきミステリーを、ぜひ、読んでみてください。
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