本の批評・感想を素直に。面白い本、役に立つ本、失恋の苦しい時に読む本、人生を考える時に読む本……色んな本を紹介します。

面白い本を、役に立つ本を紹介します

ま行(作者名) ま行(作品名)

マイ仏教 みうらじゅん 新潮新書  正に末法の世に現れた、おもしろ仏教入門書

投稿日:


下の画像をクリックすると、Amazonでマイ仏教を購入できますよーーー
マイ仏教 (新潮新書)

悩み多き時代です。
悩みだけではなく、不安、怒り、悲しみ、苦しみ……
時の政権は、自分たちの都合の悪いデータは消去指定しまう。
証拠隠滅。

庶民はと言えば、働けど働けど、給料は上がらない。
日本から人が減っていく。特に少子化は問題。
年金はもらえない。老後はどうすればいいのだろう。
そう言えば放射線問題はあれでいいの?
え?原発作るの?
さらに税金上げるんですか?

はい、もはや先進国ではい。
何を信じていいのかわからない。
政治家は信じられない。
官僚も、いったい誰を見て仕事をしているのか。
大きな会社は、本当に世のため人のために仕事をしているのだろうか?
学校は、子供をどんな子ともにしようとしているのだろう。
マスコミは……。

世は、正に末法。
こりゃ誰も頼りにできないな。自分のことは自分でやらないと。
己こそ己のよるべ、己をおきて誰によるべぞ。よく整えし己こそ、誠得難きよるべなり。
ということで、こんな時に、私の前に現れたのが「仏教」だったのです。

それはいろいろな形をして、私の前に現れました

Facebookで色々「いいね」を押していたら、昔の仕事仲間が、曹洞宗の老師とのご縁を結んでくれました。(大きい大切なご縁です)(このことに関しては「臘八接心に参坐して迷いが吹っ切れた、と言うことを書こうと思ったのですが……」「坐禅で、数年の迷いが吹っ切れた話」をぜひ、読んでくださいね)
禅寺の庭園に興味も湧いてきました。
そう言えば、元々、仏像を見るのが好きだったりしました。
中学の修学旅行で、法隆寺の釈迦三尊像や東大寺の日光月光菩薩や四天王にえらく興奮したのを覚えています。七尾中学( 出身中学です^_^;)の図書館に貼ってあった興福寺の阿修羅像の美しさにボーとしていたのは私です。

そうです。私は元々仏像が好きだったのです。
そして仏像好きと言えばあの方です。
みうらじゅんさん。
今日は、そのみうらじゅんさんの「マイ仏教」を紹介します。
最高ですよ。

突然現れた「マイ仏教」

マイブームという言葉を生み出したみうらじゅんさんが、今度は、「マイ仏教」。
ページを開くと、そこには本格的な仏教の世界が、面白く、わかりやすく、そして熱く書かれているのです。
前書きの見出しが「人生の大切なことは全て仏教が教えてくれた」ですよ。
正に。このことです。
私も。人生の大切なことは仏教が教えてくれました。そしてこれからも、仏教が教えてくれるでしょう。

「マイ仏教」はエンターテインメント仏教入門書。本書は、とにかく面白い。
仏教を解説しながらも、エンターテインメントとして秀逸だと思います。
マジ、面白いから。さすが、みうらじゅんさん。そして、面白いなーー、と読み進めていくうちに、仏教が理解できるようになるのです。

面白い。読む。仏教がわかる。また、面白い、読む。さらに仏教がわかる。
これは、正に、おもしろ仏教の輪廻の世界。みうらじゅんワールドなのです。

釈迦は、人が四苦八苦という苦しみから解放されるには、煩悩を捨てること、と説いていますが、私たちはこの本で、煩悩を捨てる第一歩を歩むことができるうようになるのです。

冒頭に戻ります。
現代は、不安だらけです。政権も行政もあてになりません。
この末法を、私たちは、不安を抱いて生きるしかないのでしょうか?
そうかもしれません。

でも、マイ仏教を読むと、もしかしたら、この不安を取り除いて、生きる身があるのかもしれない、そう思ってしまう、今日、この頃なのでございます。

下の画像をクリックすると、Amazonでマイ仏教を購入できますよーーー
マイ仏教 (新潮新書)

✦ランキングにひと押し、お願いいたします。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村


-ま行(作者名), ま行(作品名)
-, ,

Copyright© 面白い本を、役に立つ本を紹介します , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.