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medium メディウム 霊媒探偵城塚翡翠 相沢沙呼 講談社
2020/1/15 medium, このミステリーがすごい!, 相沢沙呼
「嘘だろ?」 と気づいたら言葉を発していました。電車の中で、そこそこ大きな声で。 間違いなく何人かは振り向いて私を見ていました。 メディウムを読み始めて数日、クライマックスに突入した瞬間、私はちょっと ...
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スタンフォードの自分を変える教室 ケリー・マクゴニガル 大和書房
2019/12/31 スタンフォード, ケリー・マクゴニガル, 自分を変える教室
誰がなんと言おうと、あなたは今すぐ、この本を読むべきです ダイエットをしたことがある人は、多くいらっしゃると思います。かく言う私もその一人。何度もトライし、何度も諦め、あるいは、何度も、まあいいか、と ...
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罪の声 塩田武士 講談社
2016年度週刊文春ミステリーベスト10国内部門第1位、第7回山田風太郎賞 壮絶だった。読んでいる途中でノンフィクションかと勘違いするほど、精緻だった。 圧倒的な取材。 その取材をさらに凌駕するほどの ...
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いまさら翼といわれても 米澤穂信 角川文庫
2019/8/11 いまさら翼といわれても, 米澤穂信, 角川文庫
タイトルで読もう、と決めた。 「いまさら翼といわれても」。 何のことだろう、と思いますよね。読んで見たくなりますよね。 高校の古典部に所属するメンバーの軽い推理小説 舞台は、神山高校。 いくつかの事件 ...
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未必のマクベス 早瀬 耕 ハヤカワ文庫JA
「これは俺が書きたかった小説だ」数十ページ読み進めて、そう感じました。 こんな小説が書きたいし、読みたい。だから、先ず、皆さんに宣言します。「未必のマクベス」は絶対面白いから、読むべき小説の一つですよ ...
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宝島 真藤順丈 講談社
この島を、私は年に4、5回訪れる。 その度に、この島の歴史が私のの心に問いかける。 私たちを、お前はどう思っているのか。 私たちの存在を、どう捉えているのか。 仲間なのか、敵なのか、旅人なのか、それと ...
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星がひとつほしいとの祈り 原田マハ 実業之日本社
2019/2/22 星がひとつほしいとの祈り, 実業之日本社, 原田マハ
今、傷つき、心に痛みがあるあなたに。どうしてこうなっちゃったんだろう、と呆然としているあなたにこそ、読んで欲しい。「星が一つほしいとの祈り」 原田マハさんの短編集。7篇。主人公は全て女性。 涙をこらえ ...
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砕かれたハリルホジッチ・プラン 五百蔵 容 海星社新書 その1ハリルホジッチへの感謝 篇
2018/8/12 砕かれたハリルホジッチ・プラン, 五百蔵容, 霜田正浩
【今日の一言】 少なくとも10年は遅れてしまった 旅の途中だった。数日分たまった洗濯物をコインランドリーに預け、何処で過ごそうかとふらふらと歩いていた。 FIFAワールドカップロシア大会が始まるまで数 ...
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ハードボイルド・エッグ 荻原浩 双葉文庫
2017/4/2 ハードボイルド・エッグ, 直木賞, 荻原浩
【今日の一言】 終盤に、裏切られた! いい意味で。 ハードボイルド・エッグは直木賞受賞作家、荻原浩の初期の作品。 タイトルからも連想される通り、ハードボイルドに憧れる私立探偵の物語。 面白いかどうか、 ...
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マチネの終わりに 平野啓一郎 毎日新聞社出版
【今日の一言】 石田ゆり子も、絶賛。 大傑作。この小説に出会えて、良かった。 「マチネの終わりに」を読み終わったのは昨日のこと。まだ、ボーッとしている。これは恋愛小説に違いない。しかし、これを恋愛小説 ...