ベタです。
ちょっとストーリー展開が強引なところもあります。
連載小説だったこともちょっと読みにくくさせているところもあり……。
それでも私は、
「本日は、お日柄もよく」 原田マハ
を強くオススメしたいです。
徳間書店 (2013-06-07)
売り上げランキング: 85,015
私は、20代の前半からコピーライターを生業としてやって来ました。
最近こそ、広告コピーを書く機会はめっきり減りましたが、しかし文章を書く機会はむしろ増え、人前でしゃべることも多くなり、
文章の力、プレゼンテーション力の重要性を、ひしひしと感じています。
言葉の力で、世の中を変えることができる、と、マジに信じていますので。
で、「本日は、お日柄もよく」です。
普通のOLが、会社の同僚の結婚披露宴に出席して、ある女性のスピーチに感激し、スピーチライターとして生き始めるお話し。
主人公の名前は、こと葉。
彼女の成長あり、失恋・恋愛あり……日本全土を巻き込む戦いあり……。
あるシーンでは、まるで平安時代の、男女の和歌のやりとりのような……。
ラスト近くになると、まあ、本当にベタなのですが、読みながらも、涙が溢れてきます。
そして、今でも、文章を書くことを、生業に一つにしている私にとっては、いろんな気付きをくれた本でした。
面白い。ベタで、原田マハさんの作品には、本作よりもっといいと評価されているものもたくさんありますが、それでも、本作「本日は、お日柄もよく」は、読むべきです。
私は、きっと、これから仕事を続けていく上で、何度か、「本日は、お日柄もよく」の、大切なことが書いてあるページ、何箇所も、何度も、開くことになるでしょう。
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