なんと、デリケードで、切なくて、ドキドキして、微笑ましくて、そして……。
「カフーを待ちわびて」は、原田マハの恋愛小説。
宝島社が主催する日本ラブストーリー大賞の第1回受賞作品。
まあ、賞のことはよくわかりませんが、本作は、素晴らしい。
恋の、あのなんとも言えない感じが、見事に私の中に蘇りました。
とても、素敵な小説です。
皆さんに、ぜひ、読んで欲しい小説です。
舞台は沖縄。与那喜島。もちろん架空の島なのですが、
そこで昔ながらの雑貨屋を営む、友寄 明青のところに、一通の手紙が届けられます。
差出人の名前は「幸」。主人公の明青が数カ月前、島のみんなと視察旅行に行った旅先の神社で冗談というか、やけっぱちで「嫁に来ないか」と書いた絵馬を見て、『その言葉が本当なら私をお嫁さんにして下さい』というもの。
そして……。
もう、そこからは、ドキドキの連続です。恋愛のあの感覚が、間違いなく、読書の心に蘇ります。
沖縄の風景、風習、特に、明青の店の裏に住む「おばあ」は、信頼の高いユタ(沖縄のシャーマン)。沖縄ならではの、生き方が、読んでいて心に染みてきます。
沖縄の方言=ウチナーグチも、明青と幸の恋愛の波の中で、心地よく、響きます。
さて、二人の恋は、うまくいくのかどうか……。実は……。
それは、読んでください。私の口からは、言えません。
読んで絶対損はない、超オススメの小説です。
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