ハードボイルドのカテゴリーか。
前半は、ハードボイルド。主人公はフリーライターの銀次郎。
でも後半は様相が変わってくる。
ハードボイルドとはちょっと違う。
いずれにせよ、夢中になれる小説の一つであることは、間違いない。
「彼女の倖せを祈れない」
幻冬舎 (2014-04-10)
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因縁のある同僚のフリーライターが、日比谷公園のベンチで殺された。
そこから、一つ一つ、謎が解けていく。
しっかり埋め込まれた伏線。
ただし、話の展開は、その伏線を拾いながら、というわけではないのです。
ハードボイルドから、別のジャンルの要素が入ってきて、伏線の広い方が、予想をはるかに超えている……。
何かを得る、という小説ではないとは思います。主人公の生き方がどうのこうのとか、そういうのではないのですが、
ストーリーの展開は、予想できず。
間違いなく、通勤時間の友だし、この本を忘れると、しまった!と思うはずです。
ハードボイルドなんだけど、ハードボイルドじゃないんだよな……。
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