昔の恋人に電話したくなる本。
文庫本の帯(私が呼んだ当時)に、そう書いてありました。
そこから想像されるのは、センチメンタルなストーリー……、
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評判で人気の小説。さて、中身は
結構評判の小説でした。ただ率直な感想を述べると、隔靴掻痒、という言葉が私の気持ちを言い表しているでしょうか。
前半はセンチメンタルで素敵でした。主人公の男女の再会の仕方も、二人の高校時代の付き合い方も。キュンキュンきますよ。
リアリティがあるか?と言われれば、少し疑問はあるんですが、まあ、いいかなと。物語としては、ギリギリセーフの設定だろうと。
ただ、後半が……
余り書くとネタバレになるので、少し控えたいとは思いますが……。
前半にしっかり仕込まれたような伏線が、どうも私には回収されていないように思われるのです。(私の読解力の問題かもしれませんが)
物語の収束の仕方も、どうも、都合いいように合わせた感じがして。
決して二人は、ああいうふうにはならないだろうな……物語としても、少しリアリティがないかなぁ、と感じてしまいました。
あくまで、僕に関してですが、昔の恋人に電話したくなったかというと、う~ん、なりませんでしたね。
さて、でも人気が高い本。あなた自身で読んで、昔の恋人に電話したくなるかどうか、確かめてみませんか。
こちらから、買えますよ。
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あの日の僕らにさよなら (新潮文庫)
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