ベタです。ベタ。
原田マハさんの小説、既に何冊か読ませて頂いていますが、その中でも、ベタな方だと思います。
ところが……、このベタさにやられてしまうんですよね……。
私は、「キネマの神様」のクライマックスシーンを、丁度飛行機の移動中に読んでいて、
不覚にも涙を流してしまいました。キャビンアテンダントの女性の目線を気にしながら、泣いてしまいました。
文藝春秋 (2011-05-10)
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映画を再び見るようしてくれた「キネマの神様」
さて、本作は、数年前の作品で、インターネットに関わる記述は少し、既に時代を感じさせられてしまうのですが、それでも、十分に読むべし、と思います。
主人公は、39歳独身の女性。物語は彼女の挫折から始まるのですが、彼女の父親も十分に挫折というか、もうダメダメで、お母さんも、わかわからず……。
でも、映画をきっかけにして…………
ここからは、読んでからのお楽しみ、ということでしょう。
私は、「キネマの神様」を読んでから、ドーンとした映画ではないけれども、魅力的だなあ、見てみたいなあ、と思える映画を、実際に文化村やらシネスイッチなどに足を運ぶようになりました。
とこらが……多くの映画が、予告編のほうがはるかに面白い……。
困ったなあ……。
でも、原田マハの「キネマの天地」は、間違いなく、面白いですよ。
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