【一言感想】
もう、これがいい、と強く思うのです
山資本主義。今、この本が私に、生きる指針を示してくれました。
ここ数年、日本の主に経済やその政策に関して、思っていたこと、感じていたこと、考えていたことが、里山資本主義を読んで、ピッタリハマりました。それほどまでに、衝撃的な内容です。
中央集権ではもうやっていけない
中央集権的、マスプロダクトの製品の時代は、終わりを告げています。
一言で言えば、地方が都会の犠牲になる時代が終わった、ということです。経済も、エネルギーも、人的資産も、結局これまでは、地方の犠牲の上に成り立っていたのです。が、もう、終わり。(アベノミクスなんて、お話にならないw)
これからは地方で、独自の経済が回っていく時代です。都会に尽くすのではなく、その地域に住んでいる人たちのために、それぞれの人が尽くす時代です。
私は、残りの人生の多くを、ここに注いでいきます。
目から、たくさんの鱗が落ちた
里山資本主義には、多くの示唆に富んだことが記されています。読めば読むほど、ワクワクしてきますし、納得感もある。これですよこれ、という感じで。
今の政治が終わっているのもよくわかるし、成長戦略というごまかしで、これまでずっと、一部の人のいいようにされてきたのだなあ、ということもわかります。成長なんて、しなくていいのですから。誰が成長しなければいけない何て決めたの?評論家の宇野常寛は、私の尊敬する人の一人ですが、彼は、社会学者の濱野智史が展開する「昼の世界と夜の世界」の理論を展開し、私もなるほど、納得する所も多いのですが、
私が、里山資本主義を読んで、自分なりに再構築すると
「昼の世界」が、中央集権的、マスプロダクト的産業、ゼネコン的街づくり、政治、官僚的行政であり、
「夜の世界」が、里山資本主義の考えに沿った、あるいか結果的にその主義に近づいたやり方、だと思うのです。(ちなみに、オリジナルの夜の世界は、インターネットの世界)
まずは、里山資本主義、読んでみてください。
たくさんの鱗が、目から落ちるはずです。
◆ ぜひ、読んでみてください
里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21)