地域活性に興味のある方には、全員に読んでいただきたいのが、本書『しなやかな日本列島の作り方』なのです。
もはや、色んな意味で日本は、高度経済成長時代の日本ではありえない。
もう、世界のリーダーの一つの国であった(あったかどうかも疑問ですが)日本はもう、ありえないんです。
中央集権的な国造りは、もう、うまくいかないし、ダメなんです。
その辺り、日本に住んでいる人が一人ひとり気づくべきだと思うのです。
そして、地域を丁寧に活性化していかないと、もう、どうしようもない。
その辺りのノウハウを持っている人たちは、あまり日本にはいないんですね……。
で、ぜひ、本書を読んでいただいて、素晴らしき試みを読み解くことをお勧めいたします。
新潮社
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私も実は、地域活性に興味があるのですが、理屈だけではなく、机上の空論だけではなく、既に、実行され、実績のある施策をケーススタディすることはとても有効な手法だと思います。
しかも、本書は、
有効な施策を実行した本人と、「デフレの正体」「里山資本主義」の藻谷浩介さんのトークバトルは、実にスリリングで、ドキドキし、そしてワクワクします。
内容には触れませんが、具体的な人とテーマを記しておきます。
(敬称略とさせていただきます)
新雅史(社会学者) 「商店街」は起業家精神を取り戻せるのか
山下祐介(社会学者)「限界集落」と効率化の罠
山田桂一郎(地域経営プランナー)「観光地」は脱・B級思考で強くなる
神門善久(農業経済学社)「農業」再生の鍵は技能にあり
村上智彦(医師)「医療」は激増する高齢者に対応できるか
宇都宮浄人(経済学者)「赤字鉄道」はなぜ廃止してはいけないか
嶋田哲夫(不動産会社社長)「ユーカリが丘」の奇跡
このラインナップ。
ね、ワクワク、ドキドキ、そして真剣に読みたくなりますよね。
地域活性に興味のある方には、必読書です。
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