「夏への扉」は、SFファンにオススメしたいのはもちろんですが、(というより、SFファンは間違いなく読んでますよね、もう)
SFがそれほど好きではない人にも、やっぱりオススメですね。
何もかも失った男。いや、何もかも、というわけではないですね。ほとんどのものは失ったけど、命と愛する猫のピートとは一緒。
でも、もう、生きる気力は風前の灯。彼は、長い長いコールドスリープに入った。
それは、夏への扉を見つめるための、冬眠なのだろうか? 冬は明けるのか?
えっと、SF好きの人は、読んでるでしょうから、あまりSFは読んだことのない人と、それから猫好きの方に、特に、読んでいただきたい。
それから、ここで紹介するのは、福島正実による、いわゆる、旧訳です。
小尾 芙佐による、新訳版もあります。
旧訳で読んで、ああ、面白かったなあ、と思った方は、新訳版にトライするのも、いいかもですね。