日記

坐禅で、数年の迷いが吹っ切れた話

先日、曹洞宗のお寺で3日間坐禅に参加した。このことは「臘八接心に参坐して迷いが吹っ切れた、と言うことを書こうと思ったのですが……」に詳しく書いたので、ぜひこちらも読んでいただきたいのですが。では、この坐禅に参加して、私にどのような変化があったのか。それをここに記しておこうと思います。

私は、ここ数年、ずっと迷っていたことがありました。迷い続けていたことがありました。その迷いが、この坐禅で、消えて無くなったのです。

老師が私に言う。禅的な生き方をすると、ハッと気づく瞬間が来る

まず、老師が私におっしゃいました。
(少し私の意訳が入っているかも知れませんが)
禅に何かを求めても、なにもない。しかし。今、ここで、自分がいることを感じ、何事にも真剣勝負をする。そして、時間があれば、座禅をする。そのことで、ハッと気づくことがある。求めず、淡々と、しかし真剣に今ここを歩むべし。

こんな感じでした。

そして、坐年1日目の朝、私は早くも「ハッと気づく瞬間」が来たのです。ずっと、ここ数年迷っていた、悩みと言っていいでしょう。その悩みが、キレイさっぱり消えたのです。

年を重ねることで、迷いに迷っていたことがある。その迷いが消えた

私は、55歳を過ぎたあたりから、冬の寒さが応えるようになりました。それまでは、それほど辛くなかったけど。だから55歳くらいから、スラックスの下にタイツを(昔風の言い方をすると股引きとかこじたとか)履くようにしたのですが、その履き始めるタイミングに、ここ数年悩んでいたのです。

基本的には、年を越してから履こうと。12月は寒くても我慢しようと。

しかし60歳が近くなってきてからは、もう12月も寒くて耐えられず、どうしよう、もう履いてしまおうか、12月でもいいじゃないか、いや、我慢するべきか……。履くべきか、履かざるべきか、それが問題だったのです。
が、今回の坐禅で迷いが吹っ切れました。
だって、猛烈に寒いんだもん、坐禅堂。タイツなしではやってられません。
私が参加した西見寺の臘八接心は12月の初旬に行われます。これから毎年参加することに決めたのです。(今年、とてもよかったんです)
だから、タイツを履き始めるのは、毎年、この座禅会(臘八接心)から。

やはり坐禅は凄いですよね。ここ数年の迷いが完全に消え去りました。

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