エッセイ

僕がコーヒーを頼む時 年始のコーヒーは、こんな感じで始まった

今年2020年は、コーヒーとともに始まった。
ここ数年、お酒の量が減り、コーヒーの量が増えて来た。
でも、基本、コーヒーは14:00以降は飲まないようにしているんですけどね。
それ以降は、お茶と紅茶。お茶は、抹茶もあり。何しろ私は、モバイル抹茶キットを持ち歩いているのですから。

これがモバイル抹茶キットだ。

セクシーなやつをお願いします

年末年始は、京都やならを中心にコワーキングスペースで仕事をしながらいろいろなところをふらついているわけですが、休憩中、近所をお散歩していた時に、素敵なコーヒー専門のカフェに出会い、お店に入ると、いい香りがするわけです。
さて、何を頼もうか。
寒かったのです。なんか、暖かくなりたかったのです。
ふとカウンター越しにお店の方を見ると、バリスタは素敵な女性。

「セクシーなやつをお願いします」

まあ、よくわからないオーダーですが、彼女は数秒視線を上向けて固定したかと思うと、メニュー表を改めて確認し「ウガンダでいきましょう」という判断。
ドリップを待つ間も既にウガンダのコーヒーはセクシーな香りを放っていたのですが、飲むとそれはそれは、深い、複雑な香りの、寒い古都で仕事をするにはベストなチョイスのコーヒーだったなあ、と年が明けても思い出すのです。
ちなみに、そのバリスタは、セクシーというよりは、ショートカットがよく似合う、エーデルワイスのような方でした。

新年最初のゲイシャ、の話

昨年末に、市場にあるコーヒーの豆屋さんを歩いていたら、エチオピア産のゲイシャがあったので、躊躇いもなく購入したのですよ。
200gあれば、年末年始の休みは十分楽しむことができると。その豆屋さんでその街での最後の買い物をして、電車で2時間程度移動して、ゲストハウスに移動。

そして年が明けて。
最初のコーヒーは件のゲイシャをいただこうと。

ゲストハウスのリビングまで出てみるとフランス人の若いカップルもいるので、彼らにもゲイシャであることを告げて「一緒に飲もう」と伝えると大喜び。
いつも移動する時も持ち歩いているハンドドリップ用のドリッパーとペーパーフィルターを出して、いざ、ゲイシャが包まれた包みの封を切ると、衝撃の事実。

あれ、挽いてない。豆のままじゃん。

残念ながら、ミルは持ち歩いていないのです。
そして、僕は、豆を挽いてくれくれ、というのを伝え忘れていたのです。

包みがしっかりパックされていても、いい香りがしていたので、すっかり挽いてあると思い込んでいたのです。
ゲストハウスにミルはなく、フランス人カップルも当然持っていない。
ということで、年始のゲイシャは、お預けになってしまいました。
まあ、お楽しみは、これからだ、ということで。

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