エッセイ

大好きな、大人気の女子アイドルが、一瞬僕のために微笑んでくれたような気がした。

ガクトさんが、芸能人格付けの番組で、高級ワインや美味いお肉、また名器と呼ばれるバイオインなどの音をズバリ当てるけど、あれは番組のヤラセだよな、と思ってたけど、最近は、ガクトさんくらいになると、わかるようになるかもしれないとも思う。
美味しいものや素晴らしい音を浴びるように体験していけば、そのデータは彼のデータの中に蓄積されて、いざ番組の時に、正確な判断ができるのかもしれないなあ、
と思ったのです。
そして、実は僕も。
もしかしたらガクトさんと近い体験をしたのかもしれない。

コーヒーは大好きだ。でも味はよくわからんのよ

コーヒーが大好きなことは、もう随分前からお伝えしている。

(コーヒー関連の記事はこちら)
人生を左右するコーヒーの飲み方

コーヒーの魔力で透視できるようになった男の話

コーヒーバーのマスターに透視され、ゲイシャと遭遇?した夜

広島のmountcoffeeという豆屋さんで僕は月一でサブスクで取り寄せている。
ここの豆が美味しいと評判だったので何年か前から。
広島で行われたG7で提供されたコーヒーはmountcoffeeの豆だったそうだ。

僕が取り寄せているのは、DRIP ON THE WORLD TRIPというプログラム。
mountcoffeeのサイトから引用すると

世界各国の豆を毎月1回、定期発送。世界中で生産されるコーヒー豆の中で数パーセントとしか作られていないスペシャルティコーヒー。その中でも、一つの農園や地域で生産され、風土や品種、豆の精製方法によりそれぞれの個性際立つ味わいのシングルオリジンコーヒーを月替りでお届けします。コーヒーを通じて世界各国を旅する気分で、お楽しみ下さい。また毎月、産地や農園についてのスペシャルレポートや、DRIP TRIPのメンバーだけに向けた店主と生豆仕入れ担当者による音声レポートもお楽しみ下さい。

ということだ。

どうですか?楽しくて美味しそうでしょ?

ただ、何度も言うように僕は、コーヒーは好きだけど、味はよくわからない。
月一の定期便も、味を楽しむと言うより、コーヒー農園を訪ねる感に酔っていると言う感じだけどな。

ネットカフェで、カフェラテを

事情があって、ここ2ヶ月程度、広島の実家に帰っていた。
この記事(「この件に関してはトランプ次期大統領を支持する。鄙びた温泉の場合はその限りにあらず」)にも書いたが、広島の実家はインターネットがつながっていない。だから仕事をするためにネットカフェに毎日のように通っていた。(お陰様であっという間にプレミアム会員になったぜ)
そこのネットカフェは、フリードリンク制度になっていて、朝から晩まで、アイスラテ(まだ暑かったんですよね、ついこの前まで暑かったでしょ)を飲みまくった。

高級なコーヒーではない。美味しいわけでもなく、普通の凡庸な味だったけど、仕事を手助けしてくれた。
コーヒーは友達だと思ってる。
でも、あまり仲良くなりたかった友達ではなかったかもしれない。

事務所で1カ月ぶりに淹れたマウントコーヒーの豆で、逆ガクト現象が起こった

1ヶ月の実家暮らしを終えて鎌倉の事務所に帰ってきた。
mountcoffeeからも新しい豆が届いているし、
とにかく仕事を始める時にはcoffeeを飲むことにしているので、少し深煎りの豆から脂が染み出しているものを選んで、豆を挽き、ドリップした。

1ヶ月前はアイスコーヒーにしたけど、もうホットがいい。
1ヶ月だけど、季節は晩夏から秋に確実に移っていた。

あれ、美味い。
めちゃくちゃ美味いぞ。
香り、味、何から何まで美味い。
僕はコーヒーは好きだけど、味はわからないはずだった。
が、今日は確実に味がわかる。

今までずっと好きだった、大人気のアイドルを追っかけていて、
僕のことなんかファンのワンオブゼムとしてしか扱ってなかったのに、
そのアイドルが、急に僕の目を見つめて、微笑んでくれた感じだ。

そうか。
僕は1ヶ月ほど、ネットカフフェの美味しいとは思えなかったカフェラテを飲み続けた、そのお陰で、少しだけかもしれないけど、美味しいコーヒーの味がわかるようになったんだ。
ガクトさんは沢山美味しいワインを飲んでワインの味がわかるようになった(僕の推測だけど)。
僕は、凡庸なカフェラテを飲み続けたおかげで、美味しいコーヒーが少しだけわかるようになった。
ガクトとは逆のプロセスをたどり、推しのアイドルの微笑みを手に入れたんだ。

やっぱりコーヒーは友達だ。人生においても、すべてのご縁に感謝だ

ネットカフェで飲んだカフェラテは、僕に、mountcoffeeの豆の美味しさを教えてくれた。
もちろんネットカフェでの仕事を後押ししてくれた。
仲良くなりたくない友達、なんかじゃなかった。
全力で僕を後押ししてくれていた、大切な友達だったんだ。
また会いに行くよ。その時はまた僕を、僕の仕事を後押ししてくれ。

毎日、出会う人やご縁に無駄はない。いや、無駄という言葉で表現するのもちょっと違うかな。
効率とか損得とかを超えて、何か僕を助けてくれるんだ。
きっとみんなもそうなんだろうな。
今があるのも、これまでのお陰なんだよ。
なんてことを、コーヒーを飲みながら書いています。

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