いつの間にか、コーヒーが大好きになっていて、地元や旅先で、いくつかのこの喫茶店、このカフェ、という場所も見つけているのですが。ああ、確かに朝のコーヒーは1日を、いや一生を左右することがあるよね、というお話。
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Go ahead.Make my day.
あるダイナーに一人の男が入っていく。その男はどうやら馴染みらしい。ダイナーの前に設置されているイエローの新聞を販売するボックスにお金を入れてから、その日の朝刊を取り出しダイナーのドアを開けて、お店の中年女性にいつものように挨拶をする。それだけだ。彼は具体的なオーダーはしない。でも、ロレッタと呼ばれたその女性は、いつものように、カップにサーバーからコーヒーを注ぐ。客は他にも数組いて、いつもと変わらない風景……。
いや、ちょっと変だ。ロレッタの表情がさえない。かつては街の絶世の美女だったはずのロレッタ。なじみの客があいさつをしているのだから、かつての名声を取り戻すために少しくらい微笑んでもいいはず。

でも、この時点で、男は既に、カウンターに置いた新聞に目を落としていて、ロレッタのいつもとは違う様子に気づかない。
ロレッタはカップにコーヒーをサーブし、次に砂糖ボトルから、これでもかというほど砂糖を入れ、男に渡す。
男は新聞に目を落としたまま、料金を払いカップを受け取り、左手に新聞、右手に注ぎたてのコーヒーを持って、ドアを開けて外に出る。
男は歩きながらそのコーヒーを一口含むと、一瞬のうちにそのコーヒーを歩道に吐き出してしまう。
ダイナーを振り返る。その時、ちょうど誰かが、入口に吊るされていたOPENの看板をCLOSEDに反転させた。
ダイナーでは、実は、強盗が襲っていたのだ。
その男が外に出ていった直後に、強盗が、客や店員、ロレッタを支配下に戻して、金や貴金属を奪い始めた。もちらん彼らの手には拳銃。
そこに、店の裏口から先ほどの男が帰ってきた。左手にコーヒー(砂糖たっぷり)。左の内ポケットには、S&W。
何しに戻ってきた?という強盗の1人からの質問に、「毎日ブラックコーヒーのラージをたのむんだけど、今日は砂糖が山ほどまあ、ラージ以上に入ってた、だから文句を言いに来たんだよ、山ほどね」
そして、あの有名なキメ台詞「Go ahead.Make my day.」につながる。

ご存知の方も多いと思うけど、映画「ダーティーハリー4」の比較的早めにみられるシーン。
この後、この男、つまりサンフランシスコ市警のハリー・キャラハンは、1杯のコーヒーで強盗犯を捕まえ、強盗犯の何人かは命を落とし監獄に入り、お客と店員は(もちろんロレッタも)助かる。
コーヒーって、人が生きていくうえでとても大切な役割を果たすのです。
(なお、ダーティーハリー4のこのエピソードを知ったのは、実は片岡義男さんの「コーヒーが呼ぶ」にこのことが書いてあったから。これもコーヒーが飲みたくなる素敵なエッセイ集です)
美味しいコーヒーがある場所には、足を運んで力をもらう、という不思議な旅人について
私の拠点の近くに土曜日と日曜日しか開いていないカフェがあり、私はそこのやや酸味の強いコーヒーが美味しくてよくいくのですが。
そこの店主というか社長の話が面白く、彼は、「コーヒーが美味しい街には必ずクリエイティブな刺激がある。だから私は、その刺激を受けにその街に旅をする」と言うのです。彼は世界のいろんな街に旅をしていて、面白いことや仕事をたくさん生み出しています。

彼は刺激的で、そのカフェで話すだけでも楽しく、インスパイアーされることも多い。ただ、旅に出ていることも多く、しかもカフェの営業日は土日だけなので、会えること自体がラッキーなのですが。
そのカフェの名前と場所は、まだ秘密です。
でも、とても大事な場所にある、素敵な建物と内装の、そして美味しいコーヒーとビーガンのケーキを出すカフェです。
毎朝のコーヒーが、あなたの人生を決めるかもしれない
また、別のカフェは朝の7時から美味しいコーヒーを出してくれる。
通勤途中にあるそのカフェに寄り勤務先に向かうことが多い。
夏であればアイス、冬であればホット。
苦味や酸味、ほのかに香るバニラやカカオにも似たアロマが、私のやる気を引き出してくれる。
私は、このコーヒーのおかげで、毎日の仕事の成果が10%はアップしていると思っているのです。
これ、私にとっても、私が勤務する会社にとっても、結構大事なことですよね。
仕事の内容が毎日10%アップすれば複利で増えれば1週間でずいぶん仕事の成果が違うはずです。

さて、私が勤務する会社には、オフィス内にカフェが入っています。
そこのコーヒーがもう……言わなくてもわかりますよね。
どうもその……。
カフェのコーヒーを変えると、もしかしたら業績が上がり始めるかも……。
たかがコーヒー。されどコーヒー。
褐色の香り立つ飲み物は、大切にするべき、だと思うのです。
何しろ、人生を左右するのですから。
さて、とりあえずこの記事を書いたので、コーヒーでも飲みに行こうかな。
