エッセイ

鬼頭天薫堂の老松は好きだけど、折らざるをえん。頑張れ、ワシ

TEDで見たことがあるけど、その回のプレゼンテーターは世界的に有名な環境活動家で、トイレの後、備え付けのペーパータオルで紙を無駄遣いできるだけしない方法を教えていた。
正確に覚えていないけど、なんでもペーパーを2枚引き出して、丁寧に折りたたんで拭う、ということだったと思う。
確かに、それならペーパー2枚でビショビショの手も拭き切れるに違いない。

なるほど、折りたたむことがポイントなんだ、と思った。

 iPad miniのキーボード

実は今、この文章はiPad miniで書いている。
iPad miniのネックは文字の入力。
僕は文章を打つ時の5分の1くらいは音声入力を使うけど、外出先では難しい。
キーボードでの入力に頼る必要がある。
で、ガジェット好きでありさらにはキーボードマニアである私が、iPad miniで使うキーボードは、Icleverの折りたたみ式キーボード。
写真に掲載したのは、縦長に折りたたむもので、これを一番愛用してるけど、実は一つ、正方形型に折りたたむものも持っている。こちらはタッチパネルまで付いている。
いずれにせよ、使いやすい、とは言い難いが、使いにくいこともなく、外出先でキーボード入力する時は、この二つのキーボードを頼ることになる。

折りたたむことで、さらに付加価値が付くというか。

折り畳み傘も素晴らしい発明だし、アウトドアギアにもそのようなものは多い。

老松を折るのは、まあ、そういう理由なのですよ

鎌倉の小町通の奥に鬼頭天薫堂というお店がある。
僕は、そこにたまに寄って仕事場で焚くお香を買う。
何と、似合わないことだろうと自分でも思うけど、ハマってしまったので仕方ない。

長い線香の形をしたものがあるので、いつもそれを買うことにしている。「由比ヶ浜」という名前のお香で、白檀がベースになっているそうだ。少し華やかで甘い香りがする。
事務所が由比ヶ浜にあるので、そうしてるんだけど、その日は、ちょっと気分を変えようとして「老松」という名前のお香を買うことにした。
レジで精算をしてもらおうとしたら、由比ヶ浜の倍の値段がする。
「高いですね、やめときます」とも言えず、頑張ってそのまま買ってきた。
老松は伽羅がベースになっているそうだ。

今、事務所には、由比ヶ浜と老松が存在してるけど、値段に倍の開きがあるので、老松は二つか三つに折って使うことにした。

老松だって値段を気にせずに、折らずに焚きたいなあ。

ということで、何か行き詰まった時は、「折ってみる」ことで打開できるかも知れない、というお話でした。

-エッセイ
-, ,