僕の友人は、大好きだった牡蠣が突然食べられなくなった。この話は何度も登場してるけど、
牡蠣と僕の話も書こうと思う。
お盆を過ぎたとはいえ、残暑という言葉はまだ似合わないほど暑い時期に、牡蠣の話はどうなんだ?とは思いつつ。まあいいじゃないですか。
12月1日から8日までの期間に行われる臘八接心
坐禅が好き、と言う話はよくしていると思うけど、
僕は浜松のあるお寺で修行をしていんですよ。在家なので参禅してると言うレベルなのですが。
ただ、1年に1度は本格的な修行をする。(一応ね)
その浜松のお寺の臘八接心に参加するのです。
臘八接心に関しては、こちらを参照してくださいませ。
で、初めて臘八接心に参加した初日。
お昼である。これを斎座と呼ぶそうだ。
僕の、食物で唯一の苦手、というか食べれない牡蠣のソテーのようなものが供された。
「わ、だめだ、食べれない。でも修行だからな、残すわけには行かないよな」
と心を奮い立たせようとしたのだが、「ちょっと待てよ」と考えた。
ここは禅宗のお寺である。精進料理が出るはずだ。
つまり、これは牡蠣のソテーではないのだ。
牡蠣のソテーのように見える精進料理なのだ。
ということで、一口食べてみた。
イケる。
もう一口食べてみた。
美味い。
皿に2つか3つ乗っていた記憶があるが、何ならあと一皿いただきたいくらいだ。
精進料理とは凄いもんだ、と思った。
臘八接心が終わって発覚したこと
臘八接心が無事に終わり、打ち上げとなった。
僕は普段はお酒は飲まないが、この時ばかりは和尚にも勧められるので飲むことにしている。
このタイミングで、料理をご担当されていた副住職に「こちらの精進料理は美味しいですね。僕は牡蠣が全くダメなのですが、あれは美味しくいただきました」と話したところ
「ウチは精進じゃないですよ、自由にやってます」と。
「え? ということは、あれは本物の牡蠣だったのですか?」
「はい、本物です。本場広島の」
いやあ、坐禅はすごい。生まれてずっと食べれなかった牡蠣を、美味しく食わせるのだから。
